内藤みか 63冊目の著書、
2006年10月16日ビジネス社より発売!

カンタン!目からウロコ!?の文章術!


「何かを書きたいあなたへ」


ひとつのシチュエーションが


日記→
手紙(メール)→
作文→
ブログ→
エッセイ→
小説→
携帯小説→
官能小説

と、7変化!!!


◆ 著者:内藤みか   ◆ 出版社:ビジネス社   ◆ 価格 : 1365 円(税込)
「何かを書きたいあなたへ」を、amazonで購入する。


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2006年11月17日・出版記念講演会を開きます!!!
↑その場で即興で文章を書いて、お伝えいたします。


<< 目次 >>


プロローグ




「何かを書きたい」というあなたへ。





第1部 書くべきものは、あなたの中にある。

 ・一億総表現時代がやってきました
 ・「書かない理由」を探していませんか
 ・いきなりデビューできるわけがないのです
 ・私も、何を書いたらいいのかわかりませんでした
 ・自分の本を出版したい、という夢 
 ・何を書いたらいいのか、が見つかる瞬間
 ・回り道も、最終的には原稿にプラスになるはずです
 ・書き仕事に向いている人、向いてない人
 ・文章にも、短距離走と長距離走があります
 ・文章を書くことを、神聖視しすぎないことです
 ・原稿料は、マンションのローンのためではありません
 ・「何でも書けます」と売り込むのは、恥ずかしいことです
 ・自分年表を、つくってみましょう
 ・王道パターンを見つけましょう
 ・原稿を読んでもらうということは、その人の時間を奪うこと
 ・何を書いたらいいかが見つかる方法
 ・何も浮かんでこない時は、どうしたらいいでしょう
 ・いつ書いていいのかわからないあなたへ
 ・さあ、いよいよ書き始めましょう!


第2部 文章実践編 いろいろな形に変化する!

 ・前代未聞!? 同じシチュエーションが8つの表現形式に!
 ・書き分けができる書き手には、トクもいっぱい

 
日記編 まずは日記を書いてみましょう
 ・日記は基本。ぜひ、つけてみましょう
 ・高等ワザである“テーマ日記”
 ・素の自分で書く言葉だからこそ

メール編 誰かにメールを出してみましょう
 ・メール(手紙)とは、たったひとりの読者に向けて書く表現方法です
 ・相手を揺さぶるメールとは
 ・作文を書いてみましょう

作文編 作文を書いてみましょう
 ・作文に連続入賞するのは簡単です
 ・“いい子”から抜け出て、本音をさらすコツ

ブログ編 ブログを書いてみましょう
 ・ブログを、ラジオ番組だと思いましょう
 ・出版社からオファーがくるブログの秘密とは
 ・原稿料が出ないのに、作家がブログを書くのは、なぜ?

エッセイ編 エッセイを書いてみましょう
 ・ブログとエッセイとは、どう違うのか
 ・エッセイを書きたい人は多いけれど
 ・人に差をつけるエッセイの書き方とは

小説編 小説を書いてみましょう
 ・小説とエッセイは、どう違うのか
 ・小説とは、文字だけでつくるドラマです
 ・小説は、冒頭とタイトルがものすごく大切です

携帯編 携帯小説を書いてみましょう
 ・急成長の中の携帯小説の現状と今後
 ・携帯小説は普通の小説とどう違うのか
 ・ケータイ小説の極意

番外編 官能小説を書いてみましょう
 ・官能小説は普通の小説と何が違うのか
 ・どんなことも肉感的に書くのが官能小説
 ・官能小説は実は、とても難しい


・エピローグ







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2006年11月17日・出版記念講演会を開きます!!!
↑その場で即興で文章を書いて、お伝えいたします。
<<本のプロローグをご紹介します☆>>
〜 何かを書きたいあなたへ〜


<プロローグ>


 二十二歳の時に作家デビューして以来、早や十三年が経ちます。

 六十冊もの著書に恵まれているせいか、
 または書いたケータイ小説が話題になり、
 あちこちで取り上げていただいているからなのか、
 私のところには、毎週のように、
「文章を書きたいんです」
 という相談があります。

 それはメールで来ることが多いですが、手紙をいただくこともあります。
 電話はあまりありませんが、直接お会いした時や、
    私自身の講演会の席上でも尋ねられます。

 あるいは私が小器用だから何かコツがあると思って
    聞いてこられるのかもしれません。
 私の本業は小説家ですが、
   それ以外にもエッセイやブログなどからも原稿料収入を得ています。
 単行本だけでなく、
 雑誌やウェブそれからケータイなどにも文章を発表していますし、
 時にはカフェのコースターに自分の小説をプリントするという
 面白い企画を行うこともあります。

 昨日、私はとあるパーティー会場で、三十代の女性に、
「私も本を出したいんですけど、
    どうやって出版まで持っていったらいいのか、わからないんです」
 と言われました。
 どんなことを書きたいんですか、と聞いてみると、
「それが、よくわからないんです」
 とのことでした。

 え? 本を出したいのに、書きたいものが絞り込めてないの?
 と皆さん驚かれるかもしれませんが、
 実は、私に寄せられる質問でいちばん多いのが、この、

『何を書いたらいいのかわからない!』
 
 ということなのです。

 まず「本を出したい」「モノカキになりたい」という欲求が先に立っていて
 「何を書くか」ということは、二の次なのです。
 じゃあ何か書いてるの? と聞くと、
 「いえ、まだ何も。でも、本を出したくて」と言うのです。

 何を書いたらいいかわからない、という「何」には、二つあります。
 ひとつは「どんなテーマを書いたらいいのかわからない」ということ。
 恋愛小説なのか、サイコサスペンスなのか、それともルポルタージュなのか、
 自分がどんな内容を書きたいのかわからないといいます。

 そしてもうひとつは
「どの表現形式で書いたらいいかわからない」
 ということです。
 エッセイがいいか小説がいいかはたまた脚本がいいか、
 新聞記事を書いたほうがいいのか、
 御自身が向いている媒体もわからず、迷っている方がとても多いのです。

 これは正直、残念なことです。
 野球選手だって、素振り練習もせずに、
 いきなりホームランを打つことはできません。
 文章だって同じです。
 書けば書くほどうまくなるかというとそれはわかりませんが、
 毎日続けることは大切だ、と言う方は多いですし、私もそう考えています。
 実際、作家としてデビューしてから十三年間、
 何も書かなかった日は、ありません。

 もちろん独特の感性があり、
 初めて書いた原稿でいきなりデビューできた、という方も、稀にいます。
 でもそれはとてもレアなケースであり、
 普通の方はやはり、
 書いて書いて書いてうまくなっていくものだと私は考えています。

 けれど「何を書いていいかわからない」という方は、堂々めぐりがお上手です。

 本を出版したい→
 まずは何か書かなくちゃ→
 でも何を書いたらいいかわからない→
 だけど本を出したい→
 だったらまずは書かなくちゃ→
 だけど何を書いたらいいかわからない……。

 結局、わからないままに、一ヶ月、二ヶ月、
 ひどいときには何年も一行も書けないままでいる人がいます。
 原稿用紙やワープロの前に座ることは座っても、
 なかなか出だしが書けずにいる人も、大勢います。

 でもこれでは時間も才能も、あまりにももったいないですよね。
 そうこうしているうちに、あなたの人生は、どんどん変化が起こってきています。
 素敵な恋をするかもしれないし、時には誰かの裏切りに涙するかもしれません。
 親の愛に感動したり、社会の動きに失望したり、
 私たちは毎日、何かを考え、何かを感じて生きているのです。
 毎日のように書きたいことばかりが溜まっていって、肝心の筆が動かない、
 なんてジレンマに襲われている人も大勢いるようです。

「毎日書くなんて、とてもムリ!」
 とおっしゃるかたは、とても多いです。

 けれど……。
 プロになったら、毎日原稿を書いていて、当たり前なのです。
 基本的にプロは毎日書いて、毎日成長していると思っていて間違いありません。
 私なんて誰に命令されなくても、
 自分から毎日カタカタ原稿をパソコンで入力しています。
 なぜなら原稿を書くのが大好きだから。
 こんな楽しいことはない、と思っているからです。
 プロの作家さんにはこういう書くのが何よりも好き、という方が、大勢います。

 あなたは、何も書かないままでいたら、プロとの差も、開いていく一方なのです。
 できるだけ早く、今すぐにでも立ち上がって何でもいいから書いていきましょう。

「でも、何を書いたらいいかわからなくて……」
 この本は、そんな堂々巡りをしていて、
 書くという第一歩を踏み出したいのに踏み出せずにいる、
 そんなあなたのために、作りました。
 文章を書くことを楽しめるように、御紹介しているつもりです。


 この本を読み終えたとき、あなたが「何を書いたらいいか」が、随分見えてきて、
 楽しく「あなたらしい」原稿を書き始められるようになれていたら、私もとても、うれしいです。


 

    二〇〇六年秋                 内藤みか
 




全国書店で、発売開始!!

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2006年11月17日・出版記念講演会を開きます!!!
↑その場で即興で文章を書いて、お伝えいたします。


同時期発売エッセイ「離婚の影にオトコあり」もよろしくお願いします。

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「離婚の影にオトコあり」立ち読みページは、こちらです。




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